問49、過去問研究:土地に関する知識をまとめる
- 2019.10.19
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太字は私が付け足した解説です。
平成18年
木造の建築物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 〇木造の外壁のうち、鉄網モルタル塗その他軸組が腐りやすい構造である部分の下地には、防水紙その他これに類するものを使用しなければならない。
- 〇構造耐力上主要な部分に使用する木材の品質は、節、腐れ、繊維の傾斜、丸身等による耐力上の欠点がないものでなければならない。
- ×2階建ての木造建築物の土台は、例外なく、基礎に緊結しなければならない。例外はあるので誤り
- ×はり、けたその他の横架材の中央部附近の下側に耐力上支障のある欠込みをする場合は、その部分を補強しなければならない。そもそもそのような場所に欠込みをしてはならないから誤り
いきなり不適切問題かよ!!
平成19年
地盤の特徴に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- ×谷底平野は、周辺が山に囲まれ、小川や水路が多く、ローム、砂礫等が堆積した良質な地盤であり、宅地に適している。谷底平野は宅地に適していないと覚えよう
- 〇後背湿地は、自然堤防や砂丘の背後に形成される軟弱な地盤であり、水田に利用されることが多く、宅地としての利用は少ない。
- 〇三角州は、河川の河口付近に見られる軟弱な地盤であり、地震時の液状化現象の発生に注意が必要である。
- 〇旧河道は、沖積平野の蛇行帯に分布する軟弱な地盤であり、建物の不同沈下が発生しやすい。
平成20年
土地の形質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 〇地表面の傾斜は、等高線の密度で読み取ることができ、等高線の密度が高い所は傾斜が急である。
- 〇扇状地は山地から平野部の出口で、勾配が急に緩やかになる所に見られ、等高線が同心円状になるのが特徴的である。
- 等高線が山頂に向かって高い方に弧を描いている部分は尾根で、山頂から見て等高線が張り出している部分は谷である。 逆だってさ。等高線を描いてみたらわかるらしいが、難しい。消去法でいいんじゃない??暗記するとしたら、等高線が張り出しているほうが尾根と覚えるしかない。
- 〇等高線の間隔の大きい河口付近では、河川の氾濫により河川より離れた場所でも浸水する可能性が高くなる。
平成21年
土地に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 〇山地の地形は、かなり急峻で大部分が森林となっている。
- 〇台地・段丘は、農地として利用され、また都市的な土地利用も多い。
- ×低地は、大部分が水田として利用され、地震災害に対して安全である。低い土地が地震災害に安全だなんて、近年の豪雨災害を見てそれいえるの??不適当に決まってるよね。
- 〇臨海部の低地は、水利、海陸の交通に恵まれているが、住宅地として利用するためには十分な防災対策が必要である。
平成22年
土地に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 〇地すべり地の多くは、地すべり地形と呼ばれる独特の地形を呈し、棚田などの水田として利用されることがある。
- ×谷出口に広がる扇状地は、地盤は堅固でないが、土石流災害に対して安全であることが多い。地盤は固いが土石流の危険があるというのが正しい。
- 〇土石流は、流域内で豪雨に伴う斜面崩壊の危険性の大きい場所に起こりやすい。
- 〇断層地形は、直線状の谷など、地形の急変する地点が連続して存在するといった特徴が見られることが多い。
平成23年
土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 〇住宅地としての立地条件として最も基本的な条件は、地形、地盤に関することである。
- 〇山麓部の利用に当たっては、背後の地形、地質、地盤について十分吟味する必要がある。
- 〇低地は一般に津波や地震などに対して弱く、防災的見地からは住宅地として好ましくない。
- ×埋立地は一般に海面に対して数mの比高を持ち、干拓地より災害に対して危険である。×に決まってるよね。干拓地ってほぼ海じゃないの??問49って常識でほとんど対応できる。
平成24年
土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 〇台地は、一般的に地盤が安定しており、低地に比べ自然災害に対して安全度は高い。
- 〇台地や段丘上の浅い谷に見られる小さな池沼を埋め立てた所では、地震の際に液状化が生じる可能性がある。液状化って海に近い埋立地だけで起きるっていうイメージを勝手にもっていたけど、池沼を埋め立てたところでも起きるんだってさ。へぇ。
- ×丘陵地帯で地下水位が深く、砂質土で形成された地盤では、地震の際に液状化する可能性が高い。×地下水位が深いなら問題ないよね。液状化しないよね。
- 〇崖崩れは降雨や豪雨などで発生することが多いので、崖に近い住宅では梅雨や台風の時期には注意が必要である。
平成25年
日本の土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 〇国土を山地と平地に大別すると、山地の占める比率は、国土面積の約75%である。
- 〇火山地は、国土面積の約7%を占め、山林や原野のままの所も多く、水利に乏しい。
- 〇台地・段丘は、国土面積の約12%で、地盤も安定し、土地利用に適した土地である。
- ×低地は、国土面積の約25%であり、洪水や地震による液状化などの災害危険度は低い。×低いってことはないよね。むしろこの中で一番高そうだよね。
平成26年
土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 〇旧河道は、地震や洪水などによる災害を受ける危険度が高い所である。
- 〇地盤の液状化は、地盤の条件と地震の揺れ方により、発生することがある。
- 〇沿岸地域は、津波や高潮などの被害を受けやすく、宅地の標高や避難経路を把握しておくことが必要である。
- ×台地や丘陵の縁辺部は、豪雨などによる崖崩れに対しては、安全である。わざわざ縁辺部って言ってるんだから、これはがけ崩れが起こるでしょう!って感じ?1分で解けるから、こんなかんたんな問題だと試験時間に余裕が生まれて5問免除されるのも有利だけど、かんたんな5問だったら逆にラッキーだよね。
平成27年
土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 〇我が国の低地は、ここ数千年の間に形成され、湿地や旧河道であった若い軟弱な地盤の地域がほとんどである。ここ数千年かどうか知らないけどね。わからなくてもいいでしょ。消去法でいけるでしょ?
- 〇臨海部の低地は、洪水、高潮、地震による津波などの災害が多く、住宅地として利用するには、十分な防災対策と注意が必要である。だね何年か前にも同じような〇があったような。。。
- ×台地上の池沼を埋め立てた地盤は、液状化に対して安全である。平成24年で池沼の埋立地は危険って言ってたでしょ?過去問様様
- 〇都市周辺の丘陵や山麓に広がった住宅地は、土砂災害が起こる場合があり、注意する必要がある。昨年も辺縁部では起こるってなってたから、起こる場合があるというのは〇だよね。
平成28年
土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 〇豪雨による深層崩壊は、山体岩盤の深い所に亀裂が生じ、巨大な岩塊が滑落し、山間の集落などに甚大な被害を及ぼす。知らないけど〇っぽい?
- 〇花崗岩が風化してできた、まさ土地帯においては、近年発生した土石流災害によりその危険性が再認識された。知らんけど〇っぽい?
- ×山麓や火山麓の地形の中で、土石流や土砂崩壊による堆積でできた地形は危険性が低く、住宅地として好適である。いやいや土石流で出来たっていうことはそこ土石流が起こるっていうことやん。危険性低くないでしょ!!
- 〇丘陵地や台地の縁辺部の崖崩れについては、山腹で傾斜角が25度を超えると急激に崩壊地が増加する。知らないけど、3が不適当すぎるから、〇なんでしょ?
平成29年
土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 〇扇状地は、山地から河川により運ばれてきた砂礫等が堆積して形成された地盤である。
- 〇三角州は、河川の河口付近に見られる軟弱な地盤である。
- 〇台地は、一般に地盤が安定しており、低地に比べ、自然災害に対して安全度は高い。
- ×埋立地は、一般に海面に対して比高を持ち、干拓地に比べ、水害に対して危険である。平成23年の肢4
埋立地は一般に海面に対して数mの比高を持ち、干拓地より災害に対して危険である。 おぼ同じで、どちらもそれを選べば正解。ボーナスすぎる。そして過去問は見ておくべきということがよくわかる。
平成30年
- 〇山麓の地形の中で、地すべりによってできた地形は一見なだらかで、水はけもよく、住宅地として好適のように見えるが、末端の急斜面部等は斜面崩壊の危険度が高い。
- 〇台地の上の浅い谷は、豪雨時には一時的に浸水することがあり、現地に入っても気付かないことが多いが、住宅地としては注意を要する。
- 〇大都市の大部分は低地に立地しているが、この数千年の間に形成され、かつては湿地や旧河道であった地域が多く、地震災害に対して脆弱で、また洪水、高潮、津波等の災害の危険度も高い。
- ×低地の中で特に災害の危険度の高い所は、扇状地の中の微高地、自然堤防、廃川敷となった旧天井川等であり、比較的危険度の低い所が沿岸部の標高の低いデルタ地域、旧河道等である。
平成30年も解説するまでもなく簡単でした。
過去問を見てたら1分で解ける問題がほとんどです。
私が過去唯一間違えたのが、
×谷底平野は、周辺が山に囲まれ、小川や水路が多く、ローム、砂礫等が堆積した良質な地盤であり、宅地に適している。谷底平野は宅地に適していないと覚えよう
〇後背湿地は、自然堤防や砂丘の背後に形成される軟弱な地盤であり、水田に利用されることが多く、宅地としての利用は少ない。
この部分で、谷底平野は安全だと思ってしまった間違いです。
盆地みたいなのをイメージしてしまって、
また後背湿地は後ろに湿地があるだけで、そこは湿地じゃないから、
宅地に使えると思って間違えてしまったケースです。
後背湿地は宅地利用は少ない!
谷底平野は宅地に適していない。
これを忘れなければこの問49は落とさないでしょう。
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